心理職の方、心理職をめざす方向けのコラムです。
わたしたちリエゾンエイドは普段は企業の人事労務担当者向けの情報提供をしておりますが、
せっかくなので、心理職の方、心理職をめざす方向けの情報も発信していきます。
とはいえ、気軽な読み物としてお読みいただければありがたいです。
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こんにちは。liaison aideです。
公認心理師試験の解説編です。
気になった問題から抜粋してお届けします。
考え方のプロセスをご紹介しますので、参考になさってください。
問64の解答・解説はこちら。
問77の解答・解説はこちら。
問78の解答・解説はこちら。
問94の解答・解説はこちら。
問95の解答・解説はこちら。
問130の解答・解説はこちら。
問136の解答・解説はこちら。
問149の解答・解説はこちら。
今回は、
問139。
(教育相談室 作業同盟 不登校)
15歳 中3男子 A
不登校と高校進学の相談のため教育相談室に来室
カウンセリングを受けることに対して否定的Q. 作業同盟を構築するためのカウンセラーの最初の対応として、最も適切なものは?
A. (1)「カウンセリングがどのようなものかAにわかるように説明する」
が本命(?)のようですが、私は
(4)「外に出るのを恐れているにもかかわらず、教育相談室に来られたことを肯定してねぎらう」にしました
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これは「並べ替え」にしたら?と思った問題です。
「【最初】の対応」は間違いなく
(4)「外に出るのを恐れているにもかかわらず、教育相談室に来られたことを肯定してねぎらう」
でしょう。
(1)「カウンセリングがどのようなものかAにわかるように説明する」
のはそのあとです。
その上で、Aの様子・反応をみて
(2)「通信制高校に合格するという目的を達成するために継続的な来室を勧める」
ようにします。
もし、設問に「最初の」が入っておらず、
「カウンセリングを受けることに対して否定的な学生と作業同盟を構築するために最も適切な対応は?」
という問題であれば、
(1)が正解となるでしょうが。
とはいえ、1つ引っかかるのは「実際には〜近所のコンビニにも行けない状態」という説明文がありますが、
これが「Aの語り」としては書かれていない点です。
もしこれが裏情報、つまりA本人はカウンセラーに話していないが事前に知り得た情報だとすると、
Aにしてみれば「カウンセラーは知らないはずのこと」なので、これに触れるのはNG。
したがって、(4)はむしろ誤対応となります。
逆に、カギカッコ付きの「Aのセリフ」として記載されていないけれども、
「外出できない状態」であることが面談時に得られた情報であれば(4)が【最初】で間違いないはず。
ちょっとここが読みきれないです…
*あくまでも「臨床心理士」としての個人的見解なので、解答を保証するものではありません。
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