心理職の方、心理職をめざす方向けのコラムです。
わたしたちリエゾンエイドは普段は企業の人事労務担当者向けの情報提供をしておりますが、
せっかくなので、心理職の方、心理職をめざす方向けの情報も発信していきます。
とはいえ、気軽な読み物としてお読みいただければありがたいです。
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こんにちは。liaison aideです。
公認心理師試験の解説編です。
気になった問題から抜粋してお届けします。
考え方のプロセスをご紹介しますので、参考になさってください。
問64の解答・解説はこちら。
問77の解答・解説はこちら。
問78の解答・解説はこちら。
問94の解答・解説はこちら。
問95の解答・解説はこちら。
問103の解答・解説はこちら。
問139の解答・解説はこちら。
問149の解答・解説はこちら。
今回は、
問136。
(実験 統計 実験群 統制群 実験計画 効果測定 RCT)
新しい英語学習法の効果を検証するために実験計画を立てた。新しい学習法を実験群、従来型学習法を統制群とし、実験の参加申込順に最初の25人を実験群に、次の25人を統制群に割り当てることにした。各群にそれぞれの学習法を体験させ、4週間後にテストを実施することにしたが、この実験計画には問題点があった。
改善策として、最も適切なものを1つ選べ。A.(2)「25人ずつ無作為に実験群と統制群に割り当てる」
or (3)「学習法を実施する前にも、同様に英語のテストを実施する」
で割れていますが、どうやら(2)のようです【2018/11/30正答発表に伴い追記】
正答:(2)
25人ずつ無作為に実験群と統制群に割り当てる。
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無作為割付つまり、RCT(ランダム化比較試験)が
様々なバイヤスを排除できるため、
もっともエビデンスが高い研究デザインです。
一般的には、申し込みが早い人ほど動機づけが高い傾向にあるので、
申し込み順に2群にわけるのはよろしくない。
しかし、その前に「学習法の効果検証」をするならばベースライン、
「学習前の成績」を把握しておかなければならないのでは?
それなしにどのように「学習効果」を検証するのか、
調査研究を疎かにしている私にはわからないのです…
単純に両群のテストの点数では比較できないですよね?
「いままでの勉強法よりもわかりましたか?」、
「テストの点数は上がりましたか?」とか主観で評価してもらうのかしら??
・ベースラインチェック(現状把握)
・実験参加者のベースラインを揃える
・無作為割付
上から下の順に精度があがる、推奨される研究デザインであり、
逆に優先度は上の方が高いのではないかと思ったのですが。(勝手なイメージ)
薬剤や心理療法のRCT効果検証では、診断はもちろん、
重症度や性別、年齢などベースラインが同等レベルの2群を無作為割付しているような。(うろ覚え)
無作為割付した時点で、成績も偏りなく2群に分配されるということでしょうか。
母数が大きければ問題ないのかと思いますが(憶測)、この実験は25人ずつですよね…
と、おバカさんぶりを披露していまいましたが、(2)の場合、どうやって効果検証するのか見当がつかず、勉強不足を痛感しております。
解答&解説を待ちたいと思います。
*あくまでも「臨床心理士」としての個人的見解なので、解答を保証するものではありません。
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