こんにちは。リエゾンエイドです。
リエゾンエイドは、心理学のメソッドを用い、企業の人事担当者とともに
職場の人間関係の課題・業務の効率化をおこなっています。
このコラムでは、人事担当者の方や管理職の方にむけて
職場の環境改善のヒントをお伝えしていきます。
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今の状況は何かに似ている、以前経験したことがあると思いませんか。
そうです、東日本大震災です。
それも、地震や津波ではなく、それに伴い発生した原発事故「放射能」のほうです。
やはり「未知のもの」であり、
「目に見えない」
「自分への影響がはっきりわからない」
「終わりがみえない」ものでしたよね。
あのとき、どんなことが起こったか覚えていらっしゃるでしょうか。
何を信じたらいいのかわからず疑心暗鬼、
世の中全体がすごくギスギスした空気になり、
真偽不明な噂やデマが広がりました。
いじめやバッシングが横行しました。
なぜこのようなことが起こったのでしょうか。
それは
放射能にしろウイルスにしろ、
あまりにも「わからない」ことだらけのため、
人によって感じ方や考え方に大きな差が生じるからです。
私たちは「知らないこと」に不安を感じるものです。
だから「わかろう」と努力し、一生懸命情報収集をして現状把握に努めます。
しかし、人は「ほしい」情報や「知りたいこと」にアクセスしやすい傾向があります。
つまり、判断材料となる情報がそもそも偏っている可能性があるのです。
このため、適切な判断が難しくなってしまいます。
そして、「リスクの見積もり」は個人差があります。
「最悪の事態」を想定する人もいれば「最善のパターン」を考える人もいますよね。
もちろん「最悪の事態を想定する」にしても、何をどこまで考えるかは人それぞれです。
さらに「経験したことがないこと」の「リスク」となれば想定パターンは無限大。
「絶対大丈夫!」から「死んじゃうに違いない」までなんでもありです。
このように、「状況の認識」や「考え方の相違」がいつも以上に生じやすい状況です。
また、「危機的状況」においては「自分の正義」や「正しい答え」を追い求めたくなります。
不安定な状態から脱するには、唯一絶対のもの、揺らがないものにすがりたくなるのも当然ですよね。
そして、基本的に私たちはみんな自分が正しいと思っている、
あるいは自分の選択したものを信じたいので、
自分と異なる考えや認識、見解を
「ありえない」
「普通は〜なのに」
「常識がない」
「こんなの(自分サイドが)当たり前じゃん」
と否定、批判・非難しがちです。
エスカレートすると、相手を排除したり攻撃したりしてしまいます。
思い当たることはないでしょうか。
いつのまにか、ウイルスではなく
「自分と違う考え」や
「同調しない人」
「異質なもの」と戦いだしているのです。
もう一度、改めて自分が対峙しているものは何か見直してみましょう。
勝手に「仮想敵」を増やしていないか、落ち着いてあたりを見回してみてください。
大丈夫。
人と争う必要はありません。
安心して「戦闘モード」を解除してくださいね。
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