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【コラム】「病名」がわかりにくいのはなぜ(研修報告)

投稿日:2019-06-05 更新日:

こんにちは。リエゾンエイドです。
リエゾンエイドは、心理学のメソッドを用い、企業の人事担当者とともに
職場の人間関係の課題・業務の効率化をおこなっています。
このコラムでは、人事担当者の方や管理職の方にむけて
職場の環境改善のヒントをお伝えしていきます。

————–

こんにちは。liaison aideです。

突然ですが、

精神障害の病名がわかりにくい

と思ったことはありませんか。

わたくしどもにいただくよく質問に

「うつ病という診断名で診断書を出して休職している複数の従業員がいるが
おなじうつ病でも、各自、全然様子が違って見えるんだけど・・??」

というものがあります。

 

たとえばひとくちに「風邪」といっても、熱、だるさ、腹痛・・と人それぞれ症状が違うのですから
こころの病気も同じ病名でも症状が違う、ということはあるでしょう。

 

しかしそれ以前に、
こころの病気については複数の診断基準がある
ということはご存知でしょうか。
主に3つあります。

最近よく使われる基準は、「DSM」。
アメリカ精神医学会によって出版されたもの。
イメージとしては、チェックリストのように
「どの症状がどのくらい続いた」と○×をつけていって判断しますので
医師によって比較的判断が異なりにくいというメリットがあります。

 

ICD」というのを聞いたことがある人も多いかもしれません。
世界保健機関(WHO)があらゆる疾病や保健問題を統計的に把握するために用いるもの。
感染症や寄生虫から、カラダの病気もあり、その中の一部として「精神及び行動の障害」があります。
厚生労働省はICDにのっとった基準で表記しています。

 

そして、医師が経験的に個別の診断をするために用いる「伝統的診断」。
こころの不調は、カラダの何かの数値を調べてわかるようなものではありません。
そこで医師が経験や知識にもとづき診断していきます。

 

この3つが混在しているから、こころの病の名称がわかりにくい、ということが起こります。
どれがいい、というものではなく、
それぞれの場面において適した基準があるわけですが、
会社に提出した診断書がどのような診断基準やプロセスを経て出されたものなのかはわかりません。
それゆえ、「同じ病名なのに、なんか違ってるかんじ」が発生する可能性があります。
DSMやICDは数年に1度改訂が加えられ、新しい病気が加わったり、病名がかわったりするので
さらにわかりにくくなっていると言えます。
そんな背景や、各病気の病名や症状を知っていたら
人事の方はお仕事が少ししやすくなるかなと思い、
6月4日(火)弊社会議室にて、研修会を開催いたしました。
人事ご担当者様向けに毎月実施しているもので
今回もお客様にお越しいただき、
疑問や不安な点をおうかがいしながら研修をすすめました。

今回のテーマは

働く人のための メンタルヘルス基礎知識
〜代表的な精神疾患の特徴と対応〜

 

どんな病気がどんな症状を示すのか、
「うつ」関連を中心に、働き盛りの世代がかかりやすい精神障害をご紹介しました。

 

「うつ病」と「抑うつ状態」と「躁うつ病」ってどうちがうの??

というような疑問にもお答えしつつ、
最後に会社の人としてやるべきこと、やれることについて
お話させていただいました。

 

専門家ではないけれども、
いつも近くにいるのだからできることがあります。
「あれ?大丈夫かな・・?」「しんどそうだな・・」と思ったら
声をかけてあげるのが最初の一歩かもしれません。

そのための最低限のこころの不調に関する知識をお伝えいたしました。
研修にお越しくださったみなさま、ありがとうございました。
今後ともみなさまのお役に立てる情報を提供していきます。
リエゾンエイドは、職場で役立つメンタルヘルス関連の情報をお伝えしています。
研修などのご要望を承ります。
お問い合わせはこちら

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