こんにちは。リエゾンエイドです。
リエゾンエイドは、心理学のメソッドを用い、企業の人事担当者とともに
職場の人間関係の課題・業務の効率化をおこなっています。
このコラムでは、人事担当者の方や管理職の方にむけて
職場の環境改善のヒントをお伝えしていきます。
————–
こんにちは。liaison aideです。
犯罪の再発防止に携わっている臨床心理士がいます。
アルコールとのかかわり方についてメッセージをお伝えします。
職場の「懇親会」や「歓送迎会」に「お酒はつきもの」という状況が引き起こす問題、その3。
健全で良好なコミュニケーションの機会を奪っている
いやいや「飲みニケーション」だよ、
腹を割って本音で話せる場でしょ、何言っているの?
と思われるでしょうか。
これは問題その2「ハラスメントの温床となっている」とも関係しています。
ハラスメント対策の柱は、「しない」、「させない」、「されない」の3つです。
「ハラスメントが起こりやすい場を減らす、なくす」のは「させない」に該当し、
リスクマネジメントとして必要な措置といえます。
企業がその対策を講じないのであれば、
従業員は自衛策として「そのような危険が起こりうる場には行かない」という選択をせざるを得ません。
つまり、自分の身を守るために「『飲み会』には参加しない」という人が出てきます。
ただ単に付き合いが悪いのではありません。
クリアな思考でリラックスして親睦を深めることができる「懇親会」であれば参加したいけれど、
酔っ払いに絡まれたりハラスメントにあったりするような「飲み会」は避ける、
という危機管理なのです。
にもかかわらず、「飲み会」に行かない社員は、
積極的に参加する社員よりも冷遇されたり、
不当に低い評価をされたりすることがあります。
しかも、「酒の席でのことを『ハラスメント』だのいう無粋なヤツは
(飲み会に)こなくていい」という人がいるとか。
もし本当に評価に関わるのであれば、その「飲み会」は「業務」に相当するでしょう。
「ハラスメントというヤツはこなくていい」発言は、それ自体がパワハラですよね。
ハラスメント研修をマンツーマンで受ける必要があります。
ここまであからさまではなくても、
「飲みニケーション」組と不参加者で溝ができる、
温度差ができることは体感しているでしょう。
飲み会参加者の中には「頑張って」「無理して」行っている人もいます。
その人たちからすると、不参加者は「ずるい」「逃げた」と思え、
「自分は我慢しているのに」と不公平感を覚えます。
また、上司の中には「参加=自分を慕っている」「出席者が少ない=人望がない」などと、
個人的感情や自分への評価に結びつけて考えてしまう人もいます。
このような思いや考えが背景にあると、
参加者同士の結びつきが強くなったり、
「ここだけの話」が増えたりしやすくなります。
えこひいきや情報格差が生まれるのです。
それらが間接的にでも、業務や評価に影響を与えることは想像に難くないでしょう。
このように、「飲み会」「飲みニケーション」によって、
人間関係が偏ったり悪化したりする危険性があります。
しかも、アルコールの影響でコミュニケーションの質も低下します。
これが「健全で良好なコミュニケーション」の機会といえるでしょうか。
~「お酒はつきもの」による問題その1~ 「飲まない」「飲めない」人が肩身の狭い思いをする
~「お酒はつきもの」による問題その2~ ハラスメントの温床になっている
~「お酒はつきもの」による問題その3~ 健全で良好なコミュニケーションの機会を奪っている
リエゾンエイドは、職場のコミュニケーションの取り方について、
業務に限らず、飲み会や日々の何気ない会話や飲み会についてもアドバイスしています。
アルコールや薬物依存の治療についてもアドバイスできる専門家がいます。
お気軽にご相談ください。