心理職の方、心理職をめざす方向けのコラムです。
わたしたちリエゾンエイドは普段は企業の人事労務担当者向けの情報提供をしておりますが、
せっかくなので、心理職の方、心理職をめざす方向けの情報も発信していきます。
とはいえ、気軽な読み物としてお読みいただければありがたいです。
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こんにちは。liaison aideです。
第1回公認心理師試験の終えての「総括編」として、試験の全体像、課題、構造などをお伝えします。
(本ブログの一番下に解説へのリンクがあります)
実際の試験も、概ね昨日記載した「出題基準」に拠って構成・出題されました。(昨日のコラム)
もちろん、ブループリントにない用語も多くありますが、「範囲」を逸脱しているとはいえません。
公認心理師試験出題基準 (PDF)
今回の試験から伝わってきたこと。
それは、
公認心理師は、「国民の心の健康の保持増進に必要な分野」についても幅広い知識をもち、
「その業務を行うに当たっては,その担当する者に対し,
保健医療,福祉,教育等が密接な連携の下で総合的かつ適切に提供されるよう,
これらを提供する者その他の関係者等との連携を保たなければならない」という責を担っている、
役割認識をしてほしい、
という強い意思でした。
ちなみに、公認心理師は公認心理師法第2条により、次のように定義されています。
保健医療,福祉,教育その他の分野において,
心理学に関する専門的知識及び技術をもって,
次に掲げる行為を行うことを業とするものをいう。
一 心理に関する支援を要する者の心理状態を観察し,その結果を分析すること。
二 心理に関する支援を要する者に対し,その心理に関する相談に応じ,助言,指導その他の援助を行うこと。
三 心理に関する支援を要する者の関係者に対し,その相談に応じ,助言,指導その他の援助を行うこと。
四 心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供を行うこと。
(にもかかわらず、「心理学に関する専門的知識及び技術をもって,
次に掲げる行為を行うことを業と」していない人たちが
「現任者」と称して多数受験しているのが不思議でならないのですが…)
従来、心理臨床活動は、不調を抱えていたり不適応を起こしたりしている人に対する支援が中心でした。
また、基本的には1対1で、「非日常」の時間や関係性を大切にします。
そのため、外からは何をしているのかわからず、
得体の知れない、世間一般とは縁遠い存在であり、
社会とは隔離・断絶した、内向きの印象を与えていたように思います。
しかし、近年医療において「予防」や「公衆衛生」に力が注がれているのと同様、
心理的支援も不調の「未然防止」や「健康増進」、
QOLの向上など、一般の健康な方にも役立てられるようになってきています。
今回の試験から「公認心理師」の目指す姿を読み解いてみました。
それらに合わせて適切な援助や情報を提供できる柔軟性と、
そのために必要な知識・スキルを身につけること
・専門性や理論に固執して視野狭窄に陥ることなく、
一般常識と広い視野をもち、他職種や他領域を理解・尊重し、連携・協働していくこと・日々の生活に根ざした、誰もがアクセス可能な、世の中に開かれた活動をすること
もちろん、活動領域により実際の支援内容や業務は異なりますが、
基本的な姿勢やあり方として意識し、拠りどころとしておくとよいでしょう。
(ほとんど人にとっては、「何をいまさら」「当たり前じゃない」という内容ですよね)
問62の解答・解説はこちら。
問64の解答・解説はこちら。
問77の解答・解説はこちら。
問78の解答・解説はこちら。
問94の解答・解説はこちら。
問95の解答・解説はこちら。
問130の解答・解説はこちら。
問136の解答・解説はこちら。
問139の解答・解説はこちら。
問149の解答・解説はこちら。
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