心理職の方、心理職をめざす方向けのコラムです。
わたしたちリエゾンエイドは普段は企業の人事労務担当者向けの情報提供をしておりますが、
せっかくなので、心理職の方、心理職をめざす方向けの情報も発信していきます。
とはいえ、気軽な読み物としてお読みいただければありがたいです。
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こんにちは。liaison aideです。
第1回公認心理師試験の終えての「総括編」として、試験の全体像、課題、構造などをお伝えします。
ひとまず、気になった問題10問をピックアップし、感想・解説を述べてきました。
(本ブログの一番下に解説へのリンクがあります)
各社・各人が公開している解答も「速報」から「確定」版に変更されているようです。
解説を試みるにあたり、改めて問題を読み返し、感じたことをつらつらと。
今回の試験、事例に関しては「手続き」や「手順」を問う傾向にありました。
そのため、受験者としては
「どれもありうるんだけど…」、
「いずれもbestじゃないよね」、
「first choiceではない気がする」など、
戸惑う問題が多かったように思われます。
各問題に、「最初に」とか「〜として最も適切な」などの但し書き・条件が書いてあるのですが、
それがまた設問ごとに異なり、さらに混乱をきたす原因になっていたような。
おそらく、出題者としてはただ単に知識を詰め込んだ「お勉強」ができる人ではなく、
「臨床をしている、現場の人」が答えられるような問題を出したかったのでしょう。
しかし、ある領域で活動している心理職が、
自身の専門分野の問題で解答しやすかったかというと、
むしろ逆のこともあったかと思われます。
現場にいるからこそあれこれ想定できてしまい、
かえって「問題文に書いていないこと」まで予測して
「答えがない…」という状況に陥ってしまった人が少なくないようです。
「試験」というのは、設問に書いてあることだけが判断材料であり、
それ以外は考慮する必要がない、しないほうがいいもの。
しかし、私たち心理職は常日頃から「あーでもないこーでもない」と様々な可能性を予測・検討し、
複数の選択肢を考えるお仕事。
言外や文脈を感じたり深読みしすぎたりして自滅してしまった方は、「職業病だよねー」と割り切りましょう。
みなさまあまり落ち込みませんように。
5領域にまたがる「汎用性」のある資格のためか、
事例に関しては専門性の高い問題は少なく、
「心理職」でなくとも「相談業務」についていればなんとなくできる(「わかる」ではない!)
問題が多かったように思います。
個人的には、手順や手続きを問うのであれば、
その並べ替えや留意点、優先順位をつけるような設問にしたほうが
「心理職」「臨床家」の国家資格として精度が上がるのでは、と思いました。
なんというか、初回だから仕方ないのかもしれないけれども、
いろんな意味でもやもやする試験でしたよねーー。
受かっても落ちても、このもやもやが晴れてスッキリすることはないんだろうな…
問62の解答・解説はこちら。
問64の解答・解説はこちら。
問77の解答・解説はこちら。
問78の解答・解説はこちら。
問94の解答・解説はこちら。
問95の解答・解説はこちら。
問130の解答・解説はこちら。
問136の解答・解説はこちら。
問139の解答・解説はこちら。
問149の解答・解説はこちら。
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