こんにちは。リエゾンエイドです。
リエゾンエイドは、心理学のメソッドを用い、企業の人事担当者とともに
職場の人間関係の課題・業務の効率化をおこなっています。
このコラムでは、人事担当者の方や管理職の方にむけて
職場の環境改善のヒントをお伝えしていきます。
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既述のとおり、日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会に参加したのですが、今大会のメインテーマは「ポジティブサイコロジーとウェルビーング経営」で、働く人のこころの健康を高める可能性について様々な立場から発表、検討する会となりました。
…と書いたところで、そもそも「ポジティブサイコロジーってなに?」と思われる方がほとんどでは?とようやく気がつき、今回のコラムのテーマといたします。
「ポジティブサイコロジー」と聞くとかつて心理学を学んだ人ほどなんだか怪しい、と訝しむかもしれません。比較的新しい心理学で創始者はマーティン・セリグマン博士です。そうです、「学習性無力感(無気力)」で有名ですよね。博士は「たとえうつ病が治っても私は幸せではない」と患者さんに言われたことをきっかけに、病気が治ることと幸せは別のベクトルのものだ、と気づき「幸せ」や「こころの健康」について研究するようになりました。
従来の心理学は、どちらかというとマイナスをゼロに戻すためにネガティブな側面に焦点を当て、それらを軽減・緩和、改善するものでした。しかし、ポジティブサイコロジーは幸福感や感謝等のポジティブな感情やウェルビーイング、強みや美徳などの人間のプラスの特性を科学的に研究し、こころの健康を高めることを試みる実践的で科学的根拠に基づいた学問なのです。
WHOは「健康とは、完全な肉体的、精神的、および社会的福祉の状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない」と定義しています。つまり、「病気じゃなければ健康」というわけではない、ということです。
言われてみればそのとおり、当たり前のことなのですが、私たちは「病気さえなければ」「お金さえあれば」「あの人さえいなければ」自分の人生はもっとハッピーで毎日元気で楽しく過ごせるのに、と思いがちです。果たして本当にそうでしょうか。立ち止まってよく考えてみてください。
「お金があれば」何がどう変わって、その結果あなたは何を手に入れられるのでしょうか。それにはどんな意味があるのでしょうか。「あの人がいなければ」どう状況が変化して、自分はどう生きることができるようになるのでしょうか。それによって、どんな心境の変化が生まれどんな行動につながるでしょうか。
このように「その先」にある「本当の思い」「望み」「意味」に気づくことがとても大切です。その根拠を示すことができるのがポジティブサイコロジーなのです。
あなたが「本当はこうだったらいいのに」「本当はこうなりたい」と願うことはなんですか。できるだけ具体的に思い描いてみてくださいね。
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