心理職の方、心理職をめざす方向けのコラムです。
わたしたちリエゾンエイドは普段は企業の人事労務担当者向けの情報提供をしておりますが、
せっかくなので、心理職の方、心理職をめざす方向けの情報も発信していきます。
とはいえ、気軽な読み物としてお読みいただければありがたいです。
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こんにちは。liaison aideです。
公認心理師試験の解説編です。
主に産業領域で気になった問題から抜粋してお届けします。
考え方のプロセスをご紹介しますので、参考になさってください。
問77の解答・解説はこちら。
問78の解答・解説はこちら。
問94の解答・解説はこちら。
問95の解答・解説はこちら。
問130の解答・解説はこちら。
問136の解答・解説はこちら。
問139の解答・解説はこちら。
問149の解答・解説はこちら。
(産業医→企業内心理職 指示 連携 アセスメント ストレス うつ傾向)35歳 女性 会社員
ストレスが溜まり気分が沈むため、産業医から企業内心理相談室に紹介
2年前に離婚 小一の娘、発達障害の診断 原家族は遠方(育児・経済面援助なし)
仕事はこなせている 休日はぐったり 食欲あまりない 余暇の楽しみなし
Q. 現時点で最も適切な対応は?
A. (2)「非構造化面接や簡単な心理検査を行う」
(4)(5)はすぐ除外できるかと思います。
・休日はぐったり寝ている
・食欲あまりなく食事を楽しめない
・余暇の楽しみない
これらのことからうつ状態が疑われますが、「仕事はこなせている」ということがポイント。
しかも
・原家族の援助なし
ということから考えても、いきなり「(1)病気休暇取得を勧める」のはありえない。
単純に主訴とのギャップがありすぎで、これは「臨床心理士」としてはナシ。
で、ケース概要から考えて「認知行動療法」の適用とは考えられますが、いきなり「介入」するわけがない。
当然、もっと現在の状態・状況を確認する必要がありますし、何よりニーズの把握ができてないですよね。
非構造化面接の中で、これらを精査していくことが大切です。
また
・娘が発達障害
ということから、本人にもその傾向が認められる可能性があります。
したがって、解答は
(2)「非構造化面接や簡単な心理検査を行う」
となります。
ここでの「簡単な心理検査」はBDIやKー6などが想定されるかと。
あるいは、発達障害が疑われるのであればそれを念頭に置いたチェックをすることもあるかもしれません。
*あくまでも「臨床心理士」としての個人的見解なので、解答を保証するものではありません!
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