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【コラム】囚人のジレンマ~臨床心理士が見るサッカーワールドカップその3~

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こんにちは。liaison aide(リエゾンエイド)です。

あなたは『囚人のジレンマ』という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これはゲーム理論で有名なモデルであり、社会心理学でも研究・実験されています。

このゲームを簡単に説明しましょう。

・AとBは共同で罪を犯し捕まった
・別々に取り調べを受けることになった
・そこで検事から次のように告げられる
  

求刑は5年
 ・お前が自白して相手が黙秘したら 無罪放免
 ・お前が黙秘して相手が自白したら 懲役10年
 ・二人とも黙秘なら証拠不十分で  懲役2年
 ・二人とも自白したら求刑どおり  懲役5年

さて、あなたならどうしますか?

急に振られても困るでしょうし、
「犯罪なんてしないですよ」とか「日本の司法制度と違う!」と思われるかもしれませんが、
そこはまあお許しを。

自分の利益を追求したいけれども、
利害関係のある相手も同様のことを考えているはず。
自分だけ損するのは勘弁。リスクは避けたい。

このような状況は日常に溢れており、私たちは日々選択を迫られています。
また、現実には利害が完全に一致することは少なく、そのバランスも不均衡です。
そのため、通常は相手との交渉や協力が欠かせません。
一般の商取引では、お互いの利益が最大限になるよう探り合い、歩み寄るでしょう。
(win-winな関係を目指す)

ところが、相談や協力ができない状況や、直接の取引・交渉はないものの利害が生じる、
という場合もあります。ますます複雑な思考、論理展開をしなければなりません。
W杯日本対ポーランド戦における日本とセネガル、コロンビアがまさにそうでした。

損得勘定というと下世話でいやらしいイメージがあるかもしれませんが、
リスクとベネフィットを見極めることは商売や勝負の世界では必要不可欠、というよりそれがすべてです。

サッカーの試合としてどうなのかわかりませんし、
それを論じる立場ではないですが、
指揮官は「グループリーグ突破」というチーム目標を達成するために、
現状を見極め、あらゆる事態を想定し、最善の選択・決断をしたと考えられます。

こういった点はもっと評価してもいいのではないでしょうか。
根性や精神論では限界がありますし、全力で戦うことと勝負に勝つことは別です。
論理的に考え、現実的に妥当な落としどころを探る。

当然のことをしたまでなのに、こんなに非難轟々なのは、
それだけみんなW杯に夢中なんだな、熱い想いがあるのですね、と
2枚目乾選手が投入された時点で早々にテレビを消した私は思うのでした。
(テレビ観戦目的は「W杯で活き活き躍動する香川選手が観たかった」ため、
その目的は果たせないであろうと考えた時点で離脱)

個人的には、次につながって私の目的が叶えられそうで非常に嬉しいです♪

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